2012年5月10日木曜日

天神橋筋商店街にて、販売マーケティング今日の気づき

大阪天満宮のお膝元、大阪天満には
「天神橋筋商店街」という日本で一番長い言われる商店街があります。
昔ながらの商店街は、シャッター通りといわれる昨今ですが、
ここは人通りも多く毎日、大変元気です。

名入れ屋本舗も、その商店街の真ん中4丁目にあります。
今日のブログは、商店街の中の靴下屋さんの販売方法・マーケティングについて考えてみます。


天満駅そばに激安の靴下(ソックス)を販売している店舗があります。
休日ともなると、
一足60円という100均にも負けない価格で販売している商品もあり、

呼び込みの店員さんの大きな声と人間看板もあり、

低価格を武器に、毎日大勢の人で賑わっています。
安いものには目がない消費者の心をうまく掴んでいるんだと思います。


そこから、北方向に約70mほんとすぐ近所に、
もう1件靴下屋さんがあります。

ここは、真逆に店の作りもわりとシックに、
商品も野積みではなく、きちんと綺麗に並べられていて
店内もゆったりとした感じで、
販売商品は、高単価商品が中心です。

最初は、2件の別々の靴下屋さんが近所で住み分けて
商売しているんだと思っていたのですが
実は、2店舗の経営は一緒の会社が行なっているようです。


ここで思うことは、別々の切り口で近所に集積することにより
顧客レンジの広い対応ができるので、お客の取りこぼしがない。
別店舗で運営するということが、コストが掛かるけれども
非常に重要で、うまいなということです。


安いものを求める人がいる一方で、
高いものを欲しがる人も多い。

オーソドックスなものを求める人がいる一方で、
奇抜なものを欲しがる人も多い。

顧客の目的に合うものを目の前に提示することが重要ですね。

低価格店で宣伝して、靴下という商品を購入しようとしている
顧客をたくさん集めて、近くでそれより良い商品を提示することによって
購買意欲を刺激しているんだなと思うわけです。

「高くてもちょっといいもの欲しい」と思うのは人情。
すぐそばで、比較検討できる距離関係で運営することが、重要なんですね。

多分ですが、高単価店の業績はいいと思います。

ネットでもこの距離感をどう構築するかは非常に重要な気がしています。



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